今年4月から6月までのGDP=国内総生産は、年率換算で2.2%の増加となりました。3四半期連続のプラスでコロナ前の水準まで回復しました。
 
内閣府が発表した4月から6月期のGDPは「実質」で前の期と比べ0.5%のプラスとなりました。年率に換算すると2.2%の増加で、3四半期連続のプラス成長です。新型コロナの感染第6波の収束に伴い、宿泊や飲食などの個人消費が持ち直したことなどが影響しました。一方で、上海のロックダウンによるサプライチェーンの混乱などが回復の勢いを抑制しました。
 
GDPの実額はコロナ前の2019年の10月から12月期の水準を超えましたが、海外と比べると遅い回復です。また、今後はコロナの第7波の影響や、物価高による消費マインドの冷え込みなどが懸念されています。(2022年8月15日 TBSNEWS)
 
※コロナ感染の第七波が依然として猛威をふるい、かつ異常ともいえる物価高が続いているなかで、個人消費は再度落ち込むことが気がかりである。