NTTグループは、管理職以外の社員の人事制度を見直す方針を決めた。昇格に必要な勤務期間を廃止し、評価が高ければ早期の昇格ができるようにする。現在は入社から管理職(課長級)に就くまで15年程度かかるのが一般的だが、新制度では20歳代で管理職に就くことが可能になる。
 
26日に労働組合側と新制度の導入で合意した。持ち株会社のNTT、傘下のNTTドコモ、NTT東日本、西日本など主要会社の約6万5000人を対象に、2023年4月からスタートする。将来的にはグループ企業で働く約11万5000人へ拡大する方針だ。(2022年8月26日 読売新聞抜粋)
 
※NTTグループは「ジョブ型」の人事制度を導入したり、テレワーク(在宅勤務)を原則とする働き方の改革も進めてきた。今回の制度見直しは、一連の働き方改革の最終段階と位置づけている。日本を代表する企業だけにその成果を注視したい。