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資格取得相談室の目的

 このページは、社労士をはじめ宅建などのビジネス資格を目指す受験者が、勉強中に出くわすさまざまな疑問や質問にたいして、私が回答したものです。受験者は予備校に通っている方や独学で勉強している方などで、年齢、性別、職種なども千差万別です。
 私は社労士資格のほかに、この資格をさらに強化・拡充する目的で30数種のビジネス資格を取得してきた経験から、幸い資格取得のためのノウハウやコツのようなものを体得していますので、本ページではそうした実践的な経験に基づいたアドバイスをしています。それだけに予備校や参考書では触れられていない、きめの細かいアドバイスも可能なため、多くの投稿者の方々から喜ばれてきました。なお、質問は主にインターネット上に投稿されたものですが、質問内容はそのままに文章表現を多少変えてあります。
 私の保有するビジネス資格については、「所長紹介」-「保有資格一覧」をご参照ください。

資格の分野

資格試験全般

1.ある資格を目指して独学勉強中の大学生、過去問勉強だけでは不十分か?

Q 過去5回分の過去問を解き、ある程度の知識をつけたが、知識が増えているのではなく、過去問の場所や答えなどを記憶しているだけではないかと不安。参考書を読んで、別の知識を増やした方が良いか?

A 確かに過去問を解けば解くほど、その解いた問題に対して記憶が定着していきますし、点数も伸びていきますし、解いた問題の数だけ、知識の幅も広がっていきます。
 ただ、気をつけてほしいのが、問題を解いていくうちに、問題と解答だけを覚えてしまっている状態になっていないか、ということです。これは、繰り返し問題を解いていると、無意識のうちにやってしまうことがあります。
 知識が増えているのではなく、過去問の場所や答えなどを記憶をしているだけなのでは?というご質問内容が、まさにそれなのではないでしょうか。
問題と解答だけを覚えてしまっている状態ですと、同じ問題や似たような問題であれば、比較的容易に正解を出すことができるでしょう。
しかし、ひねっていたり、角度を変えたような、応用問題に対処することができず、思うように点数が伸びなかったり、重要な論点の取りこぼしにもつながってしまいます。
 ひたすら過去問を解くだけでも、もちろん知識は増えますし、定着もしていきます。ただ、過去問を解く際には、ただ解くのではなく、間違えた問題や分からなかった問題について、なぜ間違えたのか、どの部分が理解不足だったのか、など、きちんとした原因を分析することが大切です。
そして、参考書に戻ってそれらの箇所を確認するようにしましょう。
 そうすれば、知識が増えるだけでなく、今まで気づいていなかった、理解が不足していた論点などにも気づくようになり、体系的にも知識の幅が広がっていきます。

2.資格に向け独学勉強中。「問題集」をやるほうがいいか?

Q 資格に向け独学で勉強を。「テキスト」より「問題集」のほうが良いと聞いたことがある。よく分からないのに問題集をやるのでしょうか?

A ある程度テキストの知識が定着すれば、問題集を重点的にやったほうが良いですね。やはり問題集だけでは、知識が断片的になりますし、合格するための量として、どうしても不十分になってしまいます。
問題集をいきなり解け、と言われても、もちろん解けません。問題集を解かずに問題と解答・解説を読んで、そのあとにテキストを読む、という方法もあるにはあります。ただ、最初にテキストで基礎固めをしてから問題を解いたほうが、効率良く解けると思います。

3.過去問を繰返すよりテキストを繰返す方が効果的?

Q 資格試験等の勉強について、過去問を繰返すより、テキストを繰返す方が効果がありますか?

A 資格試験の勉強は多くの場合、「過去問」を繰り返す方が、効果があると言えますね。
ただ、問題を解く前に、まずは基礎知識を付け全体像を把握することからになりますので、最初のうちは、テキストを繰り返し読む方が効果があります。
いきなり過去問を解こうとしても、その土台がなければ、思うように解けませんし、問題と解答を見ただけでは、理解できたとしても、知識が断片的になり、本試験で合格できるレベルには達しないでしょう。
ですから、テキストを繰り返し読んで基礎知識を付けた後は、過去問を繰り返し解くことに重点を置いたほうが、効果的です。
その上で、分からなかったり、間違えたりした問題については、テキストに戻って、その箇所を確認します。
ただ、例えば、よほど簡単で、いきなり過去問から解いても支障がない、といったレベルの試験であったり、資格試験によっては、テキストの種類や数が少なかったり、分厚くて骨が折れる、という場合もあります。
このような時は、過去問から解いた方が、かえって効率的になります。
一方、また、資格試験によっては、過去問が市販されていないのもあります。
このような場合は、テキストを使用して、繰り返し勉強するしかないですね。

4.資格試験、初受験。過去問は殆ど正解するも、なお不安

Q 今の時点では過去問は難なく解け、殆ど正解します。
しかし、本当にこれでいいのかと、逆に少し不安もあります。
注意点や、気をつける点などがあれば教えてください。

A 過去問を解く上で、注意しなければいけないのは、解いているうちに、いつの間にか、問題とその解答だけを覚えてしまうことです。
「この問題だから答えはこう」というような、いわゆるパターン学習になってしまっていないか、注意してください。
特に、文末の表現や、一部の用語を変える、といった引っ掛け問題などに対応できず、思わぬ失点をしてしまうこともあります。
1点が合否を分ける試験では、致命傷にもなりかねませんので、今一度、自分がそのようなパターン学習にはまっていないか、確かめてください。不正解だった問題は、正解の選択肢以外にも目を通し、問題に対してなぜこうなるのか、ということを一つ一つの選択肢ごとに、きちんと理解することです。
また、正解を出せた問題でも、なぜ正解だったのか、ということまでを考え、その正解のものを含め全ての選択肢についても理解するように心がけてください。

5.資格試験の勉強をすればするほど不安に

Q 2回模試を受けていずれもA判定で、1つは順位が20位でした。
でも昨年もA判定、1点差で落ちましたので自信が全くもてません。
この1週間は平日5時間、休日8時間勉強していますが去年のことを思い出し不安になっていきます。

A どのような資格試験にも言えることですが、真面目に勉強をし続けていれば、不安になって当然です。
自分は、これだけの量と内容の勉強を、これだけ真面目にやってきて他のライバルである受験者よりも、一歩も二歩も先を行っている、というふうに、開き直ってみましょう。
また、模試の結果は気にする必要はありません。あくまで模試は模試ですので、それに一喜一憂したりせず、自分を信じて今までの勉強法を貫き、本試験当日まで気を抜かずに続けることが大切です。

宅建試験

1.宅建試験合格を目指すが、勉強方法は?

Q どう勉強すればいいか、何を一番に勉強すればいいかを教えてほしい。

A テキスト(いわゆる基本書)と、10年分の過去問を揃えることです。
最初にテキストから読みます。じっくり読むことができればそれで良いですが、初めてということですので、1回転目は流し読みで構いません。全体像をつかむためです。
 そして2回転目は隅から隅までくまなく読み込みます。読み終えたら、過去問に取り掛かってください。自信がなければ、もう一度テキストを読み込みます。とにかく、テキストで徹底的に基礎から叩き込むことが重要です。
 過去問を解く際には、問題と解答だけを覚えてしまわないように気をつけながら、解説までしっかり読み、問題文と結びつけながら、理解を深めてください。最終的には、問題文と一つ一つの選択肢の内容を自分の言葉で説明できるようになれればベストです。さすがに10年分全ては厳しいですが、説明するつもりになって、問題を解くことが大切です。

2.宅建勉強中。10年間過去問を徹知的に? お奨めテキストは?

Q 宅建を勉強中。合格する勉強法は? 10年間の過去問だけをひたすらやりこんで合格?
テキストのお奨めは?数が多すぎて絞りきれません。

A まず、「10年間の過去問をひたすらやりこむ」これは、合格をするための必須条件です。
ただし、10年間の過去問「だけ」をひたすらやりこむことではありません。
テキストまでそろえて、初めて勉強のスタートラインに立てます。
テキストについては、書店に行けば山ほど置いてありますが、自分が最も使いやすいと思うものを慎重に選ぶようにしてください。宅建試験の全体像を把握する上でも、参考書選びは極めて重要です。
勉強方法についてですが、最初にテキストを、ざっと流し読みします。そして2順目以降は、隅から隅までじっくり読み込みます。流し読みをし終えた時点で、自信があれば、過去問に取り掛かってもいいでしょう。もし過去問でわからない箇所があっても、テキストに戻って確認する。
こうすることで、テキストの内容も次第に頭に入ってきます。いきなり過去問から解く、という勉強方法もありますが、お勧めしません。
とにかく、最初にテキストに手を付けるということが大切です。テキストの内容を完ぺきに近いくらいに把握し終えたら、ここでやっと10年間の過去問をひたすらやりこみます。わからない問題にあたった場合は、考えたり立ち止まったりせず、すぐに解答・解説を見ましょう。ただし、問題と解答だけを覚えてしまわないよう、くれぐれも注意してください。そして、なぜこの解答になるのかを、自分の言葉で説明するつもりで、解説までしっかり読むことです。

3.自作ノートの必要性は?

Q 宅地建物取引士の勉強方法についてですが、市販のテキストを購入して、自作ノートを作成する必要性はありますか?
テキストを数回読みながら、過去問を始める方が良いのでしょうか?

A テキストを数回読みながら、過去問を始める方がはるかに良いですね。
もちろん、テキストを一度読んで、ある程度理解できたと思えば、過去問に取り掛かっても構いません。
「読む」「解く」という方法で、何回転も回していくほうが、必要な知識が頭に残りやすいですし、次第に長期記憶として脳に定着していきます。
問題集も購入せず、テキストの内容をノートとして書き写す必要性はありません。
自分が勉強をしていると錯覚し、結局内容が頭に入っていないということになりかねないからです。

4.仕事をしながら取得を目指す。

Q 資格取得するにあたってまず何から始めたらいいですか?
宅建の本をひたすら読んでから練習問題とかをやればいいですか?

A 簡単に言えばその通りです。この順序で勉強を進めていってください。
宅建の本とは基本書と呼ばれるテキスト、練習問題とは10年分の過去問題集のことを指します。仕事をしながらとはいえ、半年あれば独学で十分です。1日2時間以上を確保できれば問題ないでしょう。
最初に、テキストを隅々までくまなく読み込みます。
理解できない箇所があっても止まらず、先へ進めていってください。
テキストを読み終わったら、すぐに過去問を解きます。
あるいは、宅建業法を一通り読み終えたら、その宅建業法の箇所の過去問を解く、といった具合に、分野ごとに解いて行っても良いです。
とにかく早い段階から詰め込んだ知識を実際に使っていくという練習(問題演習)を数多くこなすことが重要だからです。
ここでもわからない問題があっても考え込まず、すぐに解答・解説を見てください。そして、解説までしっかり読むことです。
それでも疑問に思った箇所があれば、テキストに戻って、確認しましょう。
テキストと問題集を交互にうまく反復させることで、次第に知識が定着していきます。
最初のうちはしんどいかもしれませんが、やはり繰り返していくことで多くの問題が解けるようになり、理解力も増していきます。

5.宅建の勉強にオススメの参考書は?

Q 参考書の件以外に独学での勉強の進め方のコツを教えてください。

A 宅建の勉強を独学で進める上で意識してほしいことは、
1.分からない箇所があっても考え込まず、どんどん先に進む
2.過去問においても、分からない問題はすぐに解答・解説を読む
3.正解した問題でも、他の選択肢の内容(解説)までしっかり読む
ということです。
テキストから進めていくうちに、どうしても理解ができないと思う箇所は、そのまま読み進めていってください。最初から全てを理解することは無理ですから。キーワードだけでも、頭の中に記憶を残すことが重要です。
過去問でも同じで、解けない問題はいくら考えても解けませんからね。とにかく解答・解説をしっかり読むことで、テキストで記憶したことが結びついて、理解ができるようになります。
また、正解した問題でも、解いたままにしないことが大切です。例えば、イの選択肢で正解だったとしても、文末や単語を変えて、ウが正解の選択肢であった場合は、正解できなかったかもしれません。
そして、やってはいけないことは、問題と解答だけを覚えてしまうことです。過去問を何度も解いているうちに、無意識にやってしまいがちですので、くれぐれも気をつけてください。
コツは、上記のような方法でとにかく数をこなし、繰り返すことです。そうしていくうちに、次第に知識が定着していきます。
参考書については、人によって、どれが使いやすいのか、分かりやすいのかは、様々ですので、書店へ足を運び、実際に手に取って見比べ、本当に自分にとって良いと思うものを選んでください。

6.どこから勉強したらいいか、等々わかりません。

Q 宅建の資格を取るために勉強していますが、どこから勉強していけばいいかわかりません。
また、どういう教材がいいのか、どこを重点的にやればいいかなどお教えください。


A どこから勉強したらいいか。

今手を付けているところから勉強してください。
それとも、どこを勉強しようか迷っていて、勉強しているつもりになっている状態なのでしょうか。もしそうであれば、自分が取っつきやすいと思うところから始めてください。例えば法令制限が自分にとって勉強しやすそうなら法令制限。人によって得意分野は違います。

どういう教材がいいのか。

テキストと10年分の過去問題集は必須アイテムです。これらは最低限そろえましょう。
あとは必要に応じて、一問一答問題集を加えたりしてください。

どこを重点的にやればいいのか。

税、その他以外。できれば全部です。特にH24年あたりから、民法を中心に急激に試験が難化してきています。苦手科目をつくって点数を落とすと致命傷になりかねません。
教材については、テキストから読み込み、十分に理解が進んでから、過去問に取り掛かってください。わからない問題に出くわしても、立ち止まらず、すぐに解答・解説を見てください。テキスト代わりにするつもりで、解説までしっかり読み込むことで、理解がさらに深まります。

7.宅建に受かりたいです!高校2年生です。

Q 2年後、大学へ行った後、大学で忙しくなる前に宅建の資格取得を目指しています。参考書や過去問、勉強方法などを教えてください。

A どの参考書が使いやすいかは、一概には言えませんが、私が合格したときに使っていた参考書は、ユーキャンの速習レッスンというテキストと、日建学院の3分冊の過去問題集です。もちろん、お勧めできるのかどうかは人によってさまざま、千差万別です。
宅建はとにかくメジャーな資格ですので、書店へ足を運べば、豊富な種類の参考書類がおいてあります。自分が最も使いやすそうだと思うものを、じっくり検討してください。参考書選びは非常に重要です。
勉強方法についてですが、最初にテキストから読み始めます。どうしても頭に入らないようであれば、じっくり読む必要はありません。全体像をイメージしておくのです。
テキストを1回読み終えた時点で自信があれば、過去問に取り掛かって構いません。わからない問題にあたった場合でも、考え込んで立ち止まらず、すぐに解答・解説を見てください。そして、問題と解答だけを覚えてしまわないように気をつけて、解説までしっかり読み込みます。それでもわからなければ、その箇所をもう一度テキストで確認します。
テキストと問題集を交互に、うまく反復させることが大切です。

8.過去問は何年分くらいやったらいいか?

Q 過去問は何年分くらいやったらいいですか?またどうやって入手しますか?
テキストには全部書いてあるのでしょうか?

A 過去問は10年分を解くのが定番ですが、問題集によってはさらに過去の問題が載っているものもあります。三省堂や紀伊国屋などの大型の書店へ行けば、とにかくいろいろな種類のものがそろっています。
本試験では未知の問題が出題されることもありますので、テキストに全部書かれている、とは言い切れません。しかし、そのような問題は、合否に影響しない(いわゆる捨て問題)ですので、誰もが解ける基本問題を確実に正解し、落とさないことが合格するための絶対条件です。

9.基本書のページ数が多すぎて、過去問に辿り着けません。

Q 基本書が700ページ近くあるので、『読み終わるのはいつになることやら』などと思いはかどりません。私は基本書を一通り読んで過去問に取り掛かろうと思っているのですがまだまだ過去問に辿り着けそうにありません…みなさんはどのように勉強して、何ヵ月で基本書は読み終えましたか。

A 基本書は、最初から隅々まで理解しようと読み込む必要はありません。
ただ読むだけで良いのです。キーワードや単語を結び付けながら全体像をイメージしていく形で読んでいきます。
「読む」のと「読み込む」のとでは違います。最初から完ぺきを求めて基本書を制覇しようとしても不可能ですから。
それに、そうしようとすると、それこそ過去問までたどり着けなくなるおそれがあります。
大切なのは、途中で分からなかったり、引っかかる箇所に遭遇したとしても、気にせずどんどん読み進めることです。
理解できるまで時間をかけて読むより、何回も反復させて繰り返し読むほうが、確実に身に付きます。
ただ読むだけなら、3日もかからないはずです。一度読み終えて、自信があれば過去問を解いてもよいですし、なければ、もう一度基本書を読み直してから解いても構いません。
また、例えば宅建業法を読み終えて、ある程度理解ができたと感じたらその宅建業法の部分の過去問を解いても良いでしょう。
そして、過去問で分からない箇所があれば、そこが自分の弱点なので、そぐに基本書でその部分を確認します。
「基本書を完ぺきにしてから過去問」ではなく、基本書を何度も回してから、あるいは理解の度合いに応じて適宜過去問を解いてみる、というやり方のほうが、はるかに効率的だと思います。
こうしているうちに、次第に基本書を使う(確認する)回数も減っていき過去問を確実に解けるくらいの実力が身に付くはずです。

10.独学で勉強中です。テキストが難しい。

Q どのように勉強しましたからよいでしょうか。
テキストを読んでいますが全く理解できません。
まず日本語が複雑だし漢字も難しくて…
テキストを一通り読んだあと理解できなくても過去問をしてみようかと思っています。

A テキストは、最初のうちは理解できなくても全く問題ありません。
難しいことは確かで(特に権利関係)、法律用語や民法ならではの独特な言い回しは、本当に勉強する者を混乱させます。
ただ、分からなくて当然ですので、今はとにかくテキストを読み進めてください。
全体像をつかむためです。読み込む必要はありません。

テキストを一通り読んだあと過去問をするのは良いです。早い段階から過去問に取り掛かって、少しでも問題を解く練習、つまりアウトプットをこなしていくことが大切です。
ここでもテキストのときと同様、分からなかったり、理解できない問題に遭遇しても考え込まず、すぐに解答・解説を読んでしっかりと理解を深めてください。そして、その該当部分をテキストに戻ってもう一度確認します。
この手順をとにかく繰り返しこなしていくことで、理解できなかった部分が次第に理解できるようになり、記憶が強化されていくはずです。

気をつけてほしいのは、過去問を解いているうちに、問題と解答だけを覚えてしまうということです。数をこなしているうちに、無意識のうちにしてしまいがちですので、くれぐれも注意してください。

そして、過去問を解き終わったら、テキストをもう一度読んでいきましょう。
最初のときのように、理解ができないということはないと思います。
こうしてくうちに、過去問のほうも、問題や各選択肢を理解しながら解けるようになっていくはずです。

11.参考書が多すぎてどれを買ったらいいかわかりません。

Q どのような参考書で勉強されて合格されましたか? 過去10年の過去問だけ買って、勉強して合格することはできますか? 

A 10年分の過去問だけで合格をしたい、と考えているのでしたら、とりあえず今の時点では、過去問を解くのではなく、解答・解説も含めて読んでみる、というのも一つの方法です。
早い段階から本試験の出題形式や傾向をつかめる、というメリットがあるからです。
問題集は、なるべく解説が充実していて、自分にとって合っている思うものを慎重に
選んでください。参考書選びの時点で勝負は始まっているといってもいいくらいです。

過去問を読んで本試験のイメージを大まかにできた後は、やはり基本書まで買い揃えた
ほうが良いでしょう。合格可能性を高めるためです。
お金があまりないとのことですが、ここは自分への投資だと思って。

過去問を読んでいて、理解できなかったり、疑問に思った箇所は、そこを基本書で確認します。今度は過去問を実際に解いてみます。この場合も、分からなかったり、間違えた問題を基本書に戻ってチェックします。この繰り返しです。
私の場合は、最初に基本書を流し読み→読み込むという順で2回転した後、過去問を解くという方法で合格しました。
ただ、最終的には両方を反復させる、ということには変わりはありませんので、順番は
どちらでも良いと思います。

私が合格したときに使用していた参考書ですが、基本書は、ユーキャンの速習レッスンという市販のテキスト、問題集は日建学院の3分冊の過去問です。
もちろん、上記の教材が誰にでも使いやすいというわけではありません。
繰り返しになりますが、自分にとって良いと思うものを、多少時間をかけてもいいので、厳選することです。

12.宅建はやはり問題をたくさん解いた方が合格しやすいですか?

Q 毎日10時間かけて基本書をノートに書き写している人がいますが効率が悪いと思います。基本書を流し読みして問題集を解いた方が、効率が良いと思いますが、どうでしょうか。

A その通りですね。一度の流し読みである程度理解ができたのなら、過去問を解いていき、間違えた箇所はその都度基本書に戻って確認をする。
また、基本書を読み終えた時点で自信がなければ、もう一度、今度はなるべく隅々まで理解するつもりで読んでいきます。

要は、基本書で基礎を、自分が納得できると思うくらいに固めていき、なるべく早く問題を解くという、アウトプットを数多くこなしていくことが大切なのです。
基本書→問題集→弱点の箇所を基本書で確認→再び過去問
この流れを繰り返していったほうが、はるかに効率的です。
そして、そうしていくうちに、次第に問題を解くスピードや正確性が増していき、基本書にかける時間も減っていきます。

書き写すという行為自体も決して悪くはありません。
例えば、ごっちゃになりそうな数字や単語を、いらない紙などにまとめておき、それを基本書の該当箇所に挟んでおくという方法も、あります。
それを後で見直すことで知識が体系化し、理解度が増してくると思います。
確実に合格を引き寄せるためには、問題を解く量ももちろんですが、それをいかに効率的に行い、必要な知識を身につけるかということも大事になってきます。

社労士試験

1.老齢厚生年金の遺族厚生年金は最後の難関?

Q 老齢厚生年金の遺族厚生年金は難しいですか。おそらく厚生年金最後の難関でしょうか。厚生年金の勉強が終われば、あとは社一だけです。

A 労災保険の遺族(補償)給付、国民年金の遺族基礎年金が理解できていれば、遺族厚生年金そのものは、それほど難しくありません。遺族の範囲が労災保険より若干狭く、国民年金より広いという違いや、老齢厚生年金の計算式とのつながりをきちんと頭に入れておけばそれほど問題はないと思います。
 ただ、国民年金の遺族基礎年金のところで寡婦年金が出てきたように、遺族厚生年金にも中高齢寡婦加算、経過的寡婦加算といった独特のものがありますので、支給要件や両者の計算式の違いをしっかり押さえておいてください。
社一は、年金二法に比べれば、まだ楽です。

2.厚生年金で難航。攻略法は?

Q 厚生年金の攻略法を教えてほしい。 本当に難しい。。。

A 厚生年金の学習内容で最も厄介なのは、おそらく老齢厚生年金、特に生年月日の部分だと思います。私は丸暗記ではなく、区切って覚えていました。例えば、
8(昭和16年~昭和24年)、4(昭和24年~昭和28年)、8(昭和28年~昭和36年)という具合に。女子の場合は、昭和の年数にそれぞれ5を加えるだけですし。
ちなみに、坑内員・船員は女子とまったく同じ生年月日です。

昭和16年4月2日~昭和18年4月1日 定額部分 61歳 報酬比例部分 60歳
昭和18年4月2日~昭和20年4月1日 定額部分 62歳 報酬比例部分 60歳
昭和20年4月2日~昭和22年4月1日 定額部分 63歳 報酬比例部分 60歳
昭和22年4月2日~昭和24年4月1日 定額部分 64歳 報酬比例部分 60歳昭和24年4月2日~昭和28年4月1日 定額部分 65歳 報酬比例部分 60歳昭和28年4月2日~昭和30年4月1日 定額部分 65歳 報酬比例部分 61歳
昭和30年4月2日~昭和32年4月1日 定額部分 65歳 報酬比例部分 62歳
昭和32年4月2日~昭和34年4月1日 定額部分 65歳 報酬比例部分 63歳
昭和34年4月2日~昭和36年4月1日 定額部分 65歳 報酬比例部分 64歳

あとは、健康保険、国民年金と比較をしながら覚えると、効率が良いです。
似たような規定が結構あるので、共通点や相違点をしっかり押さえていけば、自然と頭に入ってくると思います。健康保険と国民年金の知識が曖昧だと感じたら、もう一度それらを復習することをお勧めします。もし、両方とも未学習、あるいは片方が途中なら、厚生年金は後回しでもかまいません。

3.加給年金、詳しくわからず。

Q 厚生年金を勉強中です。
60歳台前半の老齢厚生年金の加給年金額で、
「報酬比例部分相当の老齢厚生年金には、加給年金額は加算されない」
講師の解説は「あくまでも定額部分がついて」という一言でしたが、さっぱり分かりません。

A 加給年金額は、報酬比例部分と定額部分の両方が支給されないと加算されません。
つまり、加算される場合は、この3つが必ずセットになるということです。片方だけしか支給されない場合は、加算されません。
生年月日による支給年齢の段階的引き上げのところでも出てきましたが、引き上げられるのは定額部分からでしたよね。これは、同時に加給年金額が加算される年齢も引き上げられることも意味するのです。
例えば昭和20年4月2日~昭和22年4月1日生まれの男子の場合、定額部分が支給されるのは63歳からですが、60歳から62歳までの間は、報酬比例部分しか支給されません。つまり、この間は片方(報酬比例部分)しか貰えませんので、加給年金額は加算されないことになります。
もし仮に、報酬比例部分から先に引き上げられるのであれば、「あくまでも報酬比例部分がついて」ということになります。
「報酬比例部分と定額部分と加給年金額の3つはセット」と「定額部分と加給年金額の2つはセット」は同じ意味ということを頭に入れておいてください。
これによって、昭和24年4月2日以降に生まれた男子は、65歳にならないと、加給年金額は加算されないということになります。老齢厚生年金そのものが65歳にならないと貰えない昭和36年4月2日以降生まれの男子と混同しないように気をつけてください。
結論として、
「報酬比例部分相当の老齢厚生年金には、加給年金額は加算されない」
定額部分が足りず、3つ揃わないので加算されない。
「あくまでも定額部分がついて」
定額部分だけが支給されることはない。
こうなります。

4.雇用保険まで勉強の手が回りません。

Q 現在、厚生年金の授業を受け、過去問は年金と健保、労災をメインにしています。
厚生年金では老齢厚生年金をやっていて、雇用保険はたまにテキストを見るぐらいで過去問まで手が回らないのが実情なのでとても心配です。

A 厚生年金は、健康保険や国民年金と複雑に絡む部分があって、かなりややこしいですね。余裕がないのであれば、今の時点では無理に手を広げないほうが良いと思います。
特に老齢厚生年金は、択一では毎年、選択でも過去に何度も出題されており、厚生年金の中では最重要項目ですので、今のペースを崩さずに集中してください。中途半端に他の科目に手を出すと、結局どっちつかず、ということにもなりかねませんから。
専門学校のカリキュラムですと、おそらくゴールデンウィークや白書対策と法改正まとめの間くらいに、日にちが空くと思います。それらの期間に、雇用保険に重点をおきながら、他の科目と並行してやってみてはどうでしょうか。
雇用保険は、社労士試験の中では、択一、選択ともに最も素直な問題が多い科目です。
つまり、勉強すれば、した分だけ点数に反映され、努力が報われる科目なのです。
過去問を解く際には、失業等給付の大分類・中分類・小分類の体系図を常に意識しながら解いてください。

5.労災の他の年金との併給調整の内容ががむずかしいです。

Q 65才未満の人の一人一年金の原則がある場合、労災の年金と国民年金、厚生年金の併給って並び立つのでしょうか?

A「同一の事由により、労災保険の年金たる保険給付と、厚生年金保険法の年金たる保険給付または国民年金法の年金たる給付が支給される場合にあっては、労災保険の年金たる保険給付の額は、減額調整される」・・・とあります。
 つまり、ここで言う同一の事由とは、労災年金と国民年金・厚生年金との間に障害という理由が重なった場合または遺族という理由が重なった場合を意味します。
この時は、国民年金・厚生年金は全額支給され、労災年金は一定の割合で減額調整されることになります。
ただし、国民年金については20前を除く障害基礎年金、遺族基礎年金、寡婦年金。厚生年金については障害厚生年金、遺族厚生年金ですので、老齢基礎年金・老齢厚生年金が支給される場合は、減額調整されず、労災年金と国民年金・厚生年金は全額支給されることになります。労災保険には「老齢」を直接の保険事故とする給付は存在しないためです。
 結論として、国民年金・厚生年金はいずれの理由でも減らされることなく全額支給され、障害同士、遺族同士が重なった場合に労災保険のほうが減らされることになります。どちらかが全く支給されないということはないので、労災年金と国民年金・厚生年金の併給は、一部の時もありますが並び立つことになります。

6.社一は大変な科目ですか。

Q 間もなく厚生年金の授業が終わり、ラストの社一に入ります。過去問ということではなく授業自体の理解というのは労一や年金と比べて大変な科目なのですか。


A 社一は、労一に比べて点数が取りやすく、また年金ほど複雑な計算式や制度の理解は伴いません。また、ボリュームも少ないので、労一や年金ほどの大変さはない科目と言えます。
ただし、本試験を合格するためには、非常に重要な科目です。なぜなら、択一式の一般常識(労一5点+社一5点)では、労一で5点満点を取るのはほぼ不可能と言えるくらい至難の業です。取れて1点、どんなに良くても2点でしょう。
足切り(3点以下)を防ぐためにも、残りは社一で稼ぐしかありません。この社一で思うように点数が取れないと、合格はかなり厳しくなります。逆に、社一を得点源にすれば、合格可能性はかなり広がると言ってもいいでしょう。
ただでさえ選択式が鬼門と言われているのに、択一式で足切りを食らってしまっては、何にもなりませんから。とにかく、ここが踏ん張りどころです。白書対策と法改正まとめに入る前のラストスパートですので、しっかりと学習してください。

7.本試験で一番対策が難しい科目は?

Q 労基、労災、雇保、徴収、健保の中で択一、選択を含めて本試験で一番対策が難しい科目はどれでしょうか。

A まず択一は、テキストを端から端までくまなく読み込み、過去問を繰り返し解く、という基本的な勉強方法をしていれば、5科目とも十分に対策が可能です。難しい科目はないと言ってもいいでしょう。
次に選択ですが、ここ数年で言えば、この5科目の中では労災です。
H23年、H25年、H27年と、重箱の隅をつつくような問題が出題され、多くの受験生が足切りに遭いました。
特にH27年選択の労災は、救済がされず、合格率が過去最低となった原因の一つとも言われています。
参考までに、ここには挙げられていませんが、社労士試験の全科目の中で、対策が最も難しいのは、圧倒的に労一です。特に選択は、対策のしようがないと言ってもいいくらいです。これもまたH27年選択に、ほぼ全ての受験生が解けないような奇問が出題されましたから。

8.テキストへの色付け(マーキング)はしたほうがいいですか。

Q 私は通信教育で音声ダウンロードを利用して講義を聞いています。
私の講師は直前期に読みこみと、テキストの斜め読みができるようにという事で、テキストにマーカーで色を付けてくれるのですが、自分がそれを行うためには動画を見なければならず、達成したのは全体の10分の1ほどです。
いずれテキストの通読はするつもりでいるのですが、このテキストへの色付け、やるべきかご意見を聞かせてください。

A テキストへのマーキング(色付け)はしたほうが良いです。
記憶の残り方が、全然違ってきます。
ただ、自分が本当に重要だと思った箇所や、他科目と似たような規定あり、関連付けて覚えたほうが効率的と思った箇所などに的を絞ってマークをしていました。
手当たり次第にマークをすると、かえってどの箇所が重要論点なのかが分からなくなり、マークをする意味がなくなってしまうからです。
さすがに講義中は、ついていくのが精いっぱいでしたので、マークをするのは、講義が終わった後に復習をするときでした。
また、講義中は講師のコメントをできる限り、その該当箇所に書き込んでいました。
そのときにテキストが真っ白ですと、講義の記憶を呼び覚ます材料がないので、効率良く復習ができなくなってしまいます。
私は、テキストを隅から隅まで読み込むことに重点をおいていましたので、この方法は、かなり効果的でしたね。

9.選択式対策について教えてください。

Q 私の予備校では、選択式対策というオプション講座はないので、選択式対策は自分でやらざるをえないようです。
選択式の講座がある予備校でも、結局インプットの授業になるのではないかと思います。普通受験生は選択式対策の講座とかとるものなのでしょうか?それとも普通のスタンダードなインプット講座だけであとは自分でやるという感じなのでしょうか。

A 私がかつて通っていた予備校では、アウトプット専用のオプション講座として、直前対策演習(択一対策+選択対策)がありました。予備校にもよると思いますが、私が通っていた所では、択一や白書対策のほうに力を入れていた感じでしたね。
選択の基礎的な問題は、択一が合格レベルに達すれば、対策をするまでもなく解けます。
ただ、選択で厄介なのは、受験生が誰一人として解けないような、未知の問題が当たり前のように出題されることです。はっきり言ってこれは対策のしようがありません。
実際に予備校の先生方も「私たち講師でも解けないような統計資料やアンケート調査などが出題される」と仰っていたくらいですから。
ですので、あえて選択対策を挙げるとすれば、前後の文章の脈略から空欄に入る選択肢を判断する、その空欄に入る言葉を4つずつに素早くグルーピングする、といったテクニックを磨くことぐらいです。さすがにそこまでは、個別に時間を割いてやらなかったですね。
とにかく、択一の頻出論点を確実に押さえるというスタンスでしたので、全部自分でやる、とまではいかなくとも、選択に重点的はあまりおいていなかった印象です。

10.どうしたら厚生年金の全体が見えるようになるか?

Q 厚生年金は、細かいルールを覚えるうちに、全体が見えるようになるものでしょうか。

A 厚生年金は、あの分量もさることながら、複雑な公式や細かな生年月日の要件など、まともに覚えようとしても、なかなか頭に入ってこないものが結構あります。
厚生年金だけに集中しても、覚えるだけで大変ですし、理解が伴わないとなかなか全体は見えてこないと思います。
私は受験生時代、厚生年金を覚える際には、常に国民年金と健康保険を意識しながら覚えていました。共通や類似した規定が多いからです。
例えば、強制適用事業所や標準報酬月額などは健康保険と、障害厚生年金や遺族厚生年金などは国民年金と比較をしながら、といった具合に。
それら以外にも、保険料の部分や、老齢年金の繰り上げ、繰り下げなど、国民年金と健康保険との共通点や違いを押さえながら覚えると良いです。
そうすることで、次第に理解も深まります。
また、体系化もされることによって、厚生年金だけでなく、国民年金と健康保険ともに、全体の流れが、つかめてくるのではないか、と思います。

11.雇用保険の失業等給付の図がむずかしいです。

Q 雇用保険の失業等給付の図なのですが、過去問を解くうちに、自然に覚えるものなのでしょうか? 何回見ても覚えられないので、修正ペンで塗りつぶしたものをコピーして練習しようと思っています。 

A 私の場合は、気になる用語や紛らわしい単語などが出てきたら、その都度体系図で確認していました。例えば、
求職者給付の「高年齢求職者給付金」と、
雇用継続給付の「高年齢雇用継続基本給付金」など。
自然に覚えるには、やはり常に体系化することを意識しながら、繰り返し問題を解いていくことです。
また、テキストを読み込むことも重要です。これもやはり反復することで、問題と選択肢を見た瞬間に、テキストの、どの部分に該当するのかが、瞬時に、頭に思い浮かぶようになります。

12.どちらが効率的ですか。

Q 社労士試験について、労一と社一だったら、社一の方を優先した方が効率的に点数を取れるでしょうか?

A 同じ一般常識科目でも、労一に比べて社一の方が点数を取りやすく、また、労一は範囲が極めて広いため、いくら勉強してもなかなか得点に結び付かないことを考えれば、社一を優先した方が良いですね。
特に労一と社一の合計得点(10点満点)で判定される択一式では、足切りを免れるためにも、社一でなるべく点数を稼いでおく必要があります。
労一は、労働経済白書からの細かい統計データなどが、当たり前のように出題され、5点満点で取れても1点、良くても2点位です。
それら全てを網羅して対策することは、まず不可能なので、社一の方で、最低でも3点、できれば4点以上は取っておきたいところです。

その他の資格試験

1.ビジネス実務法務3級を目指す。テキストは読んだ方が良いか?

Q 練習問題とその解説を読むという勉強法をしています。テキストは読んだ方が良いですか?他にアドバイスはありますか?

A 少なくとも、東京商工会議所の公式テキストは、分厚く、かつ、内容もギッシリ詰まっていて、けっこう骨が折れますので、隅から隅まで読むのは、オススメしません。むしろ、同じ東京商工会議所の過去問(公式過去問集)を重点的に解いたほうが良いです。
 当然、最初は問題も解けないはずですので、問題と解説を読んで構いません。
むしろ、こうすることでテキストを読むよりも、試験に問われる論点の整理を効率よく行うことができます。
 ある程度知識が身に付いたと思ったら、少し間をおいて、今度は実際に問題を解いてみましょう。テキストは、このときに分からない問題や、間違えた問題などの、論点の箇所を確認するために、使ったほうが良いでしょう。
その後は、過去問を解く→テキストで確認→再び過去問を解く、を繰り返してください。
 こうすることで、次第に、問題を解くスピードが増して、ミスも減り、また合格に必要な知識も定着していくはずです。

2.法律問題の勉強法は?

Q 資格試験で法律の問題があるのですが、どのように勉強すれば良いのでしょう?

A その法律の背景や趣旨を、頭の中で自分の言葉を交えて説明するつもりで理解をすることです。
そして、条文を何度も読むことで、法律用語や、条文独特の言い回しなどに慣れることが大切です。
キーワードを押さえた上で、同じあるいは似たような単語が、どの法律に出てくるのかを体系化し、関連付けながら覚えると、理解がしやすくなります。

3.資格試験は下の級から順に取ったほうがいいか。

Q 資格って3級から順番に取った方が良いのでしょうか。
いきなり1級から受けると知識の取りこぼしとか何か困ることが?

A 資格や検定にもよりますが、(易)3級<2級<1級(難)の試験を前提にすると、基本的には、最も易しい基礎の3級から、段階を踏んで勉強を始めないと、応用レベルの2級、さらには1級の内容が分からず、また途中で挫折してしまうことにも、なりかねません。
例えば簿記などは、2級は3級の合格レベルの知識があることが前提の内容になっていますし、1級にいたっては、2級までとは比べ物にならないほど、難しくなっています。
そのような試験については、いきなり1級から勉強を始めたとしても、取りこぼしどころか、全く歯が立ちません。
一方、秘書検定やビジネス実務マナー検定、サービス接遇検定などのように、問われている論点が、それほど難しくはなく、いきなり2級から勉強を始めても、支障がないものも、あります。
ただ、その資格や検定に関する、何らかの関連知識、予備知識があるならともかく、初学者などの場合、基本、3級から順に勉強を始め、徐々にステップを踏んで上位級を目指す、という形になります。

4.過去問をひたすら解くが丸暗記?

Q FP2級を受験する者です。
今の学習は過去問をひたすら3年間分解いていて、どれも65%〜70%くらいはとれるようになりました。
このままだと問題の丸暗記になってしまうので、少し違う問題になると間違いそうです。

A いわゆる「パターン学習」になってしまっていますね。
問題と解答だけを丸暗記していては、本試験で、角度を変えた応用問題に出くわした時に、対応できなくなり、思わぬ失点をしてしまうことにも、なりかねません。
今の勉強法を続けていては、受かるかどうか、正直微妙ですね。
間違えた問題はもちろん、正解した問題でも、なぜこの問題の解答がこうなのか、解説や、テキストのその箇所を確認しながら、きちんと理解することを意識してください。

5.ビジネス実務法務検定2級の受験ですが、テキストは買う必要ありますか。

Q 色々なサイトを見てみるとテキストは辞書のような使い方をすると書いてあったので、別に無くてもいいのではないかなと思っています。実際に勉強した方の意見を聞きたいです。
ちなみに3級は持っていません。法律について専門的に学んだことはありません。

A ビジネス実務法務検定2級に合格した者です。
私自身も、テキストは辞書のように使っていました。具体的には、過去問を解いていて、分からなかったり、間違えたりした問題の確認用ですね。
 本来は、まずテキストを読んで、ある程度の基礎知識を付けるというのがオーソドックスですが、ビジネス実務法務検定については、東京商工会議所の公式テキストが分厚く、かつ、内容がギッシリで非常に骨が折れたからです。なので、テキストではなく、まず過去問をテキストの代わりに読んだほうが、効率よく知識を吸収できると思います。
 もちろん、読むだけではなく、少し間をおいてから、今度は実際に問題を解いてみます。どうしても分からない問題は、いくら考えても仕方がありませんので解答解説を見て、なぜこの解答なのかということを、よく理解してください。テキストは、この時に、その分からないかった問題、また間違えた問題の確認用として、辞書のように使用しましょう。ただ、2級は事例や組み合わせ問題など、3級に比べ、けっこう難易度が増しますので、どうしても歯が立たないと思ったら、3級から勉強を始めるのも。一つの方法です。
 3級についても、上記の方法と同じように、テキストは辞書代わりに、また、過去問を重点的に、繰り返し解いていってください。
ちなみに、過去問も、テキストと同じ東京商工会議所の公式の過去問集です。むしろ、過去問のほうが、問題が項目ごとに並べられ、解説も充実していて、分かりやすく、また論点を整理するのにも、役に立ちました。

6.販売士2級を2か月で目指す。

Q 販売士の2級を約2ヶ月の間、勉強しようと考えています。
フリーターなので毎日勉強時間は取れるのですが、素人が3級を飛び越え2級合格を狙うのは無謀でしょうか?

A 2級でも、それほど難しい内容ではないため、いきなり2級から勉強を始められても、それほど大きな支障はありません。
2か月でも、毎日勉強時間が確保できるのであれば、集中して勉強することで、合格に必要な知識には達するはずです。
ただ、勉強して思うように理解できず、進まない、などの場合は、まず3級の方の勉強から始め、ステップを踏んで2級の内容に入っていく、という方法でも良いです。

7.販売士続き。ノートまとめは必要か。

Q 参考書と過去問集を買いました。
勉強はまず参考書の意味を調べながら理解し、ノートにまとめて読みきってから過去問ですか?それとも参考書の内容を理解するよりとにかく過去問の出題問題の答えの意味などをノートに分かりやすく書いた方が良いのでしょうか?

A ノートまとめの作業は、しない方が良いです。
そこで時間をかけるよりも、参考書(テキスト)を読んで、ある程度内容を理解できたら、すぐに過去問を解いた方が、はるかに効率的です。
分からなかったり、間違えたりした問題は、その都度テキストに戻って、その箇所を確認してください。そして、なぜ間違えたのか、などの原因分析をしっかり行い、理解し直しましょう。確かに初学者の場合、最初は意味が分からない用語があるのは当然のことです。
ただ、分からない箇所があっても、考え込まず、読み進めていってください。
そして、どこが分からなかったのかを、テキストにチェックするなどして、きちんと把握することです。最初のうちは手間がかかるかもしれませんが、こういう地道な作業を繰り返していくことで、分からなかった箇所が、次第に理解できるようになり、合格に必要な知識も定着していくはずです。

8.管理業務主任者試験、試験までのスケジューリング等教えてください。今5月です。

Q 現在はダラダラながらテキストを読んでおりますがそろそろ本気で取り組もうと思っております。
宅建は持っており、簿記三級の資格こそは途中で断念しましたが、多少なりとも、知識はあるつもりですが、宅建と違い、区分所有法、マンション適正化法など深い内容まで出てきており、戸惑っております。試験までのスケジューリングと効率の良い勉強方法、取得された方の経験談を聞かせて下さい。

A もう一度、今度はテキストを隅々まで読み込んでみましょう。
ダラダラとはいえ、テキストを読んでいるということは、試験内容の全体像は、だいたいつかめているはずです。今度は、それに肉付けをしていきます。
テキストを読み終えたら、過去問を解いてみます。その際、宅建には出題されなかった、管理業務主任者特有の論点の問題を、優先的に解きましょう。
また、宅建よりも細部の内容まで問われる区分所有法は、出題傾向内容など、宅建との違いを意識しながら、解いてください。
維持・設備構造関係の分野は、かなり難しい部分ですので、問題を解いて分からなければ、すぐに解答解説を見てしまいます。
そして、テキストの該当箇所に戻って、その部分を確認しましょう。
どうしても理解ができなければ、後回しにしても構いません。
「簿記・会計」は、簿記の知識があるということですので、難なく問題は解けるはずです。
スケジュールとしては、今から8月までの3ヶ月は、テキストによる インプット→過去問によるアウトプット→再びテキストのインプット、というように、過去問に重点をおきつつ、過去問のでき具合に応じ、テキストによる再インプットをする、という感じで進めていきます。
10月までの2ヶ月は、過去問を繰り返し解き、どうしてもミスをしてしまう、などの苦手な箇所を中心に、テキストで再度確認する、というふうに、弱点を徹底的に無くしていきます。
そして、管理業務主任者試験が例年12月初旬であることから、最後の1ヶ月は、これまで勉強して身に付けた知識の総点検の時期にします。
スケジュールは、上記に挙げたものを参考に、必要に応じ、調整していってください。
また、試験では、特に設備構造の部分は毎回、過去に1度も出題されたことがない未知の問題や、非常にマニアックな問題が出題される傾向が強く、受験生が誰も解けないような問題が出題されます。
そのような問題に出くわしても焦らず、後回しにして、分かる問題から先に解いていくようにしましょう。

9.(続)管理業務主任者試験、いつまでに、どの程度理解していれば良いか?

Q 流れは参考になりました。宅建の時は8月までに何を問われているのか分かるように、何を言われているのか分からないということがないように勉強してきました。
管理業務主任者に関してもいつまでに、どの程度理解していれば良いのか教えてください。

A できれば、10月までには、受験生の誰もが正解できるような基本問題は、確実に正解できるようにしておきたいところですね。
同時に、受験生が誰も解けないような、いわゆる「捨て問」も瞬時に見分け、取捨選択ができるようにも、なっておきましょう。
宅建と同じく、1点が合否を分ける試験ですので、取りこぼしなく、拾える問題は確実に拾って、点数を稼ぐことが重要ですからね。

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