山梨労働局が昨年度、県内事業所を監督指導した結果、8割以上の事業所が長時間労働などで法令違反があったことがわかりました。
山梨労働局は昨年度県内213の事業所に監督指導を行いましたが、この内の175事業所、率にして82.2%が労働基準関係の法令に違反し、是正勧告を受けました。
最も多かったのは違法な時間外労働で98の事業所、46%を占めました。
この内、いわゆる「過労死ライン」にあたる「月80時間超え」は全体の4分の1以上の56件に上り中には「月200時間超え」も3件ありました。
この他、残業代の不払いも13件ありました。
山梨労働局では慢性的な人手不足が背景にあると分析しています。

(2019年10月27日 UTYテレビ山梨)

※これは山梨県に限った話ではないであろう。いかに慢性的な人手不足とはいえ、法令違反の労働を強いることにたいする監督指導を徹底していただきたい。とくに残業代不払いは悪質である。