財務省が11日発表した2020年上半期(1~6月)の国際収支速報によると、海外とのモノやサービスの取引、投資収益の状況を示す経常収支は、前年同期比31.4%減の7兆3069億円の黒字だった。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴って輸出が落ち込んだほか、訪日外国人旅行者(インバウンド)が減少したことが響いた。経常黒字が10兆円の大台を下回るのは、上半期としては15年以来5年ぶり。
 
同時に発表された6月の経常収支は1675億円の黒字だった。前年同月比86.6%減少したが、72カ月連続で黒字は確保した。(2020年8月11日 時事通信)
 
※かろうじて黒字はけっこうなことではあるが、国内の企業情勢はますます悪化の一途をたどっている。帝国データバンクの8/11の発表では、7月の企業倒産 847件、前月上回り今年最多を更新、倒産件数は今年最多 製造・サービスが大幅に増加、小売も高水準にとなっている。国としての策がみえてこない。