財務省が17日発表した2024年度貿易統計速報によると、米国向け輸出額は前年度比3.8%増の21兆6482億円と過去最高になった。
対米輸出の稼ぎ頭は総額の約3割を占める自動車だ。輸出台数はここ数年ほぼ横ばいだが、単価上昇や円安進行で輸出額は増加基調。24年度は1.6%増の6兆1920億円で、トランプ大統領1期目の最終年に当たる20年度と比べると1.8倍に伸びた。
対米黒字額が過去最大だったのは、貿易摩擦が激化した1985年度の9兆6658億円。24年度は9兆53億円と過去4番目の黒字幅で、貿易不均衡の解消に執着するトランプ政権の関税措置が今後影響してくる可能性がある。 (2025年4月17日 時事通信抜粋)
※為替レートが大きく作用しているので手放しでは喜べない。天井知らずの物価高が実態である。