財務省は10日、国債などの残高を合計した「国の借金」が2020年度末で過去最大の1216兆4634億円に達したと発表した。
 
前年度末比101兆9234億円増と、1年間の増加額も過去最大。新型コロナウイルス対策で、3度にわたり大型の補正予算を編成したことが影響した。
 
国の借金は、国債、借入金、政府短期証券の合計。20年11月1日時点の日本人の人口推計値(1億2320万人)で単純計算すると、国民1人当たりの借金は約987万円。1000万円の大台が目前に迫っている。
(2021年5月10日 時事通信)
 
※”国民1人当たりの借金”という表現は正しくない。ここでいう借金は国債のことであり、それは国民ひとりひとりがお金を出して購入しているわけではない。